おたふくの症状とは?

おたふくに罹ると、どうなるの?

おたふくは、ムンプスウイルスの接触・飛沫感染で起こります。

飛沫感染というのは、感染した人のせきやくしゃみの時に出る「しぶき」に含まれるウイルスによって感染すること。

感染してから2~3週間(平均では18日前後)経ってから症状が現れます。

ただし、おたふくは感染していても症状の出ない不顕性感染のことが多く、特に小児では不顕性感染の率が高いと言われています。

逆に成人の場合は、感染するとはっきりと症状に現れることが多いです。

おたふくは耳下腺の腫れで診断しますから、症状がはっきり出ない場合は風邪と間違われ、登校・登園してしまいます。

それに加え潜伏期間が長いことから、1人感染者がクラスにいるとあっという間に広がってしまうのです。

おたふくの症状

  • 耳下腺、顎下腺の腫れ

両側のこともあれば、片側だけのことも

48時間以内にピークをむかえる

  • 痛み

押さえた時(圧痛)、食べ物を飲み込む時(嚥下時痛)

  • 発熱

治療は、それぞれの症状に対する対症療法しかありません。

つまり、ムンプスウイルスそのものを抗生剤でたたくということはできないので、熱や痛みに対して解熱鎮痛薬を使用するという程度。

また、おたふくに何度も罹るという場合には反復性耳下腺炎の可能性が高いです。

おたふくは、インフルエンザのように+か-で結果の出る迅速検査がありません。

ですから、症状(つまり耳下腺の腫れ)と周囲の感染状況でおたふくと診断しているだけなので、2回目になった時には、「前回はおたふくじゃなかったのかも…」となるのです。

ただし、抗体を獲得しているのに何度も罹ると言うことはありませんから、その場合は耳下腺が何度も腫れて、おたふくと同じような症状が現れる反復性耳下腺炎が疑われます。

この場合、耳下腺は腫れても熱の出ないことが多く、1~2週間で治ります。

他人にうつすものではないので、登校可能です。

おたふくで怖いのは、合併症

おたふくそのものは自然に治ることも多く、症状も耳下腺の腫れと発熱なので、本人も比較的元気です。

しかし、おたふくには合併症があります。

むしろ合併症の方が問題だからおたふくは予防する必要があるのです。

おたふくの合併症

  • 無菌性髄膜炎
  • 難聴

1000~2000人に1人と言われる

ムンプスウイルスによる難聴は治療がなく、生涯残る

  • 睾丸炎
  • 卵巣炎
  • 膵炎

おたふくには有効な治療がない上に、周囲でおたふくが発症した時には既に感染しています。

その上合併症に対しても治療ができないため、予防が肝心です。

おたふくは未就学児に多く発生するので、保育園や幼稚園に入園する前に予防接種を済ませておくことをおすすめします。

予防接種を受けてもおたふくに罹ることはありますが、軽症で済むことが多くなりますから。




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