おたふくは予防接種でどのくらいの確率で発症を防ぐことができるの?

ムンプスワクチンは、接種するべき?

ムンプスウイルスの感染によるおたふくは、3歳~5歳の間に罹ることが多いです。

子供の場合は耳下腺が腫れるはっきりとした「おたふく」の顔つきになることが少なく、本人もまだ言葉で正確に伝えることができない年齢ですから、周囲の大人の気づかないことが多くあります。

子供がやけにほっぺたを触っている、不機嫌ということで病院を受診しても、その場でおたふくかどうかを判定する検査はありません。

ですから、医師もはっきりとした症状が出ていないと「これはおたふくです」と診断を付けられないことが多いのです。

更に潜伏期間が長いため、周囲でおたふくに罹る子供が出てきてから注意しましょうと言われても、もう潜伏期間に入っていることが多いのです。

特に1年のどの時期に発生しやすいというものもないので、全国では常にどこかでおたふくが流行っているのです。

これらのことを踏まえると、ムンプスワクチンによる予防が一番効率よく、効果も高いと言えるでしょう。

ただし、定期接種でないために自己負担が伴い、子供の多い家庭では特に、経済的負担を強いられます。

ムンプスワクチンは、どのくらい効果があるの?

ムンプスワクチンは日本ではまだ定期接種化されておらず、任意接種です。

日本はワクチンに関しては後進国とも言える状況で、海外ではワクチンを任意接種としているところは少ないのです。

欧米ではムンプスワクチンは2回の定期接種化が標準です。

気になる効果ですが、日本ではデータがあまりないのですが、欧米で1回定期接種としている国ではおたふくの患者数が90%、2回定期接種としている国では99%減少しています。

ですから、1回の接種をするだけでも十分ワクチンとしての効果は高いと言えます。

毎年熱心にインフルエンザワクチンをする家庭がありますが、インフルエンザワクチンの効果よりも、1回接種すればいいムンプスワクチンの方がよほど接種する価値はあるのですが…。

また、おたふくは学校保健法によって、感染が確認されると耳下腺の腫れがおさまるまで登校・登園できません。

1週間~10日の出席停止になりますから、共働きの多い現代では、なかなかお母さんがこれだけの期間突然休むのは難しいですね。

ワクチンを接種していても感染してしまうことはありますが、その場合は軽症で済むことが多く、合併症にまで至ることは稀です。

手間と費用は罹りますが、1回だけでもムンプスワクチンを接種しておきましょう。

十分費用対効果はあると言えますよ。




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