インフルエンザの予防接種とは?

インフルエンザはどうやって広がっていく?

インフルエンザは毎年12月から3月にかけて流行のピークが来ます。

最近では4月以降も罹ることがありますが、多くは年末から年度末までに流行します。

一度流行が始まると、急速にたくさんの人へ感染します。

インフルエンザウイルスは感染した人の飛沫(咳やくしゃみと共に出る水分を含んだ粒子)を吸い込むことで起こります。

そしてものすごい勢いで身体の中で増殖します。

1つのウイルスに感染しただけで、8時間後には100個、16時間後には10000個、24時間後には100万個にまで増殖するのです。

そのため、インフルエンザは感染から発症までの潜伏期間が短く、2~3日(最長5日)と言われています。

ものすごい勢いで感染していくので、あっという間に学校ではクラス中に、職場では部署内に広がります。

そして、インフルエンザは、発症後3~7日間は患者が周りにウイルスを排出するため、登校停止になる感染症で、一度罹ると学校保健安全法により、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」登校できません。

つまり、熱がボンと上がってすぐに下がっても、5日経過しないといけないのです。

しかも、この条件を満たす状態になってから病院を受診し、治癒証明書を発行してもらわなくてはなりません。

毎年流行するとわかっているものに対して、何にも策を講じなければ罹るのは必須で、最悪の場合には、家族全員がインフルエンザに罹ってもおかしくありません。

インフルエンザの予防接種って、何を予防するの?

インフルエンザのワクチンは、感染することを予防する効果はありません。

では、何に効くのか?、そして、なぜ接種するのでしょうか?

それは、仮に周囲で流行して感染しても、発症を防ぐためです。

つまり、身体にウイルスが入ってしまっても、熱やのどの痛みが出ない状態にしてくれる効果があるということです。

インフルエンザはワクチンの接種率が低い感染症です。

周囲が全く受けていない人がいる中で、一人だけ接種している場合はあまり効果が感じられないかもしれません。

しかし、接種しておけば、罹る(発症する)リスクは減らせますし、仮に罹ったとしても軽症で済むことがあります。

熱が長引いたり、水分もとれないくらいに症状が重くなったり、肺炎等の合併症を起こすリスクも減らせます。

特に赤ちゃんや高齢者・持病がある方・妊婦等のハイリスクな人がいる家庭では、家庭内で感染しないように家族全員で接種しておくべきでしょう。

インフルエンザの感染に対しては、飛沫が口や鼻から入らないように、マスク・うがい・手洗いをしっかり行ってウイルスの侵入を防ぎます。

そして、万一入ってきてしまったウイルスに対しては、ワクチンを接種して得た免疫で対抗します。

このように、二段階の対策で予防する方法が、最も効果的です。




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