インフルエンザは予防接種でどのくらいの確率で発症を防ぐことができるの?

インフルエンザワクチンは、打っても効かない?

「インフルエンザワクチンは、打っても効かない」とよく言われます。

確かに、ワクチンを接種した人もインフルエンザに罹ってしまうことが多いため、そのように認識されても仕方ありません。

お金を払ってまで痛い思いをして、ぐずる子供をなだめて病院に連れて行った労力を考えたら、どうせ罹るならワクチンはやらないという判断に至る家庭も、実際たくさんあります。

実際のところ、ワクチンは効果がないのでしょうか?

免疫というのは個人差が大きく、またその人がもともとどのような健康状態にあるのかによっても違います。

厚労省はホームページ上で、ワクチンに対する効果をこのように述べています。

厚生科学研究半による「インフルエンザワクチンの効果に関する研究によると、65歳以上の健常な高齢者については約45%の発病率を阻止し、約80%の死亡を阻止する効果があった」と報告しています。

だからどのくらい効くのかと問いたくなるのですが、「インフルエンザに罹る可能性を約半分に減らし、もし罹っても死ぬような重症化を防ぐ効果はありますよ」ということですね。

ちなみに、ワクチンを接種しても感染そのものを予防することはできません。

ワクチンは、インフルエンザウイルスが身体に入っても、免疫反応によって発熱等の症状(発病)を起こさないようにさせるものです。

ですから、基本的にはまずウイルスを身体の中に入れないように、マスク装着とうがい・手洗い、感染者へ接触しないことが原則。

そしてもし身体に入ってしまった時にワクチンの効果がどのくらい現れるか…というところなのです。

ワクチンを接種した方がよい人達?

上に示したように、免疫というのは個々によって能力に違いがあります。

また、持病をもっていると、その病気によっては免疫力が低かったり、重症化しやすいものがあります。

これらの重症化する可能性の高い人達のことを、「ハイリスク群」と呼びます。

ハイリスク群とは

  • 高齢者(65歳以上)
  • 基礎疾患のある人

呼吸器疾患(喘息、慢性閉塞性肺疾患、肺繊維症など)

慢性心疾患(慢性心不全、弁膜症など)

代謝性疾患(糖尿病など)

腎機能障害(慢性腎不全、腎移植後、透析患者など)

免疫機能不全(各種疾患により、ステロイドを使用している場合)

  • 乳幼児
  • 妊婦

インフルエンザワクチンは任意接種ですし、毎年受ける必要があります。

ですからなかなか接種率が伸びないのが現状ですが、自治体による乳幼児や高齢者への補助がある場合もあります。

特にハイリスク群にある人は、ワクチン接種によって罹ったときに重症化するリスクを下げておくことをお勧めします。




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