ロタウイルスの予防接種は接種後どのくらい経つと効果が出るの?

およそ2週間で免疫力がつく

どのワクチンも、初回に接種した場合は免疫を獲得するまでに2週間要すると言われています。

身体が初めてその病原体に触れてから抗体を作るには、少し時間がかかるのです。

それが2回目以降になると、一度入った病原体を身体の細胞が記憶しているので、それを呼び起こす時間だけで済みます。

更に、回数を重ねるごとに強い抗体価を獲得していきます。

ということは、感染するものの発症しない程度に病原体に触れていれば、抗体価が下がることなくいられるのですが…そううまくはいきません。

ロタウイルスは非常に感染力が強く、感染者の下痢便1g中には1000憶個~1兆個のウイルスが含まれていると言われています。

ロタウイルスはアルコール消毒では効果がありませんから、直接便や吐物を触っているつもりはなくても、きれいにしきれなかった床やトイレのドアノブ・洗面所の蛇口等から身体に入りこむことがあるのです。

ロタウイルスは10~100個身体に入ると発症すると言われており、ロタウイルスに感染した人と同じ空間で過ごしていれば高確率で罹ってしまうくらいの感染力なのです。

周囲でロタウイルスらしき感染性胃腸炎が流行ったから、ワクチンを接種しようと思っても、免疫力を獲得するまでには2週間かかりますから、流行してからでは遅いのです。

また、ワクチンの効果としては最低3年間持続すると言われています。

接種後1週間は、ウイルスを排出する

ロタウイルスワクチンは、口から飲んで接種するワクチンです。

そして生ワクチンですので、ワクチンには弱毒化してあるものの、生きたウイルスが含まれています。

ワクチンを接種した後1週間は、便の中にウイルスを排出します。

排出されたウイルスで胃腸炎を発症する可能性は低いと言われていますが、オムツ交換の際には手洗いを念入りにしましょう。

また、ワクチン接種後に繰り返し嘔吐したり、便がイチゴジャムのような血便になったりしたら要注意。

これは腸重積といって、腸が重なって通過障害を起こしています。

自然に治ることは難しく、医療機関でガスによる整復を必要とします。

どちらも接種後1週間注意が必要と言われています。

もしワクチン接種後に異常に気がついたら、すぐに医療機関に相談しましょう。

ロタウイルスワクチンは副反応が大きく言われていますが、実際は推奨時期に接種していればワクチンによる腸重積を起こすことは極めて稀です。

腸重積を起こす可能性よりも、ロタウイルスに感染して重度の脱水症を起したあげく、命に関わるようなことがあるよりはましですね。




このページの先頭へ