日本脳炎の予防接種はいつ受けるべき?

日本脳炎ワクチンの標準スケジュール

日本脳炎ワクチンは、3歳になったら開始する定期接種となっています。

現在の日本脳炎ワクチンは以前問題になったマウス脳由来のものではなく、Vero細胞(アフリカミドリザル腎臓由来株化細胞)を増殖させて得られたウイルスの感染性を失くして製造された、不活化ワクチンです。

標準的スケジュールは、下記の通りです。

  • 1期接種(計3回)

初回接種は3~4歳の間に接種。

1期2回目は、初回接種から6~28日の間を空けて接種(3~4週間後が望ましい)。

1期追加つまり3回目は、1期2回目接種日より1年経過した時期に接種。

  • 2期接種(1回のみ)

9歳以上、13歳未満。

標準として9歳~10歳を推奨。

この期間内に接種すれば、定期接種の対象となるため無償で受けられます。

また、もし副反応による健康被害により治療が必要になった場合や、生活に支障が出るような障害が残った場合などは、予防接種健康被害救済制度によって、市町村より医療費・医療手当・障害年金等の支給を受けることができます。

接種機会を逃してしまった人への経過措置

平成17~21年度に積極的な推奨差し控えによって接種機会を逃した人は、平成7年6月1日から平成19年4月1日生まれが該当します。

この人達は定期接種の年齢を超えてしまっていても、20歳まではワクチンの接種期間が延長されます。

1期の途中まで接種していたものの、差し控えによって中途半端な状態になっている人もたくさんいます。

この人達も2期の期間に1期の不足分を接種することができます。

通常は2期接種の対象は9歳以上13歳未満ですが、この年齢の人達は2期接種の期間を20歳未満まで延長されています。

制度上は6日以上間隔をあければ接種可能ですが、1期の不足分が何回あるかによってベストな接種間隔が異なりますので、小児科を受診して相談してください。

なお、予防接種の制度は毎年変更があるため、内科医よりも小児科医の方がワクチンについては詳しいことが多いようです。

国が20歳まで接種期間を延長したのは、当時、新しい乾燥細胞性培養日本脳炎ワクチンの十分な供給に問題があったからです。

ですが、現在では、ジェービックVとエンセバックの2種類が承認されおり、供給面の問題はほぼ解決されています。

また、高校を卒業すると、子供は親元を離れて大学進学、そのまま就職…となってしまいがちですので、平成7年から19年生まれの子を持つ保護者は、母子手帳を確認して、20歳まで延長期間があるからと先延ばしせずに、不足がある場合は高校卒業時までに必要なワクチン接種を済ませておくことをお勧めします。




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