水疱瘡の予防接種とは?

水疱瘡の予防は、水痘ワクチンで

水疱瘡は、水痘ワクチンを接種することによって予防することができます。

水痘帯状疱疹ウイルスは非常に強い伝染力を持ち、空気感染・接触感染・飛沫感染によって拡大していきます。

更に潜伏期間が2週間程度あるため、周囲の人が水疱瘡を発症した時には、既に何人もの人が感染しているのです。

水疱瘡は、小児期に罹る分にはそんなに重篤化することも、入院治療が必要となることも殆どありません。

ただし、近年共働き世帯が増えている上に、年金受給開始年齢が遅くなったことから祖父母でも現役で働いている方が多く、そのような方が水疱瘡に罹った子供が出席停止の間に仕事を休まなくてはならないことが負担になることはあるようです。

同じ家の中で過ごしていれば高い確率で感染しますから、兄弟のいる場合には全員が水疱瘡にかかることも珍しくありません。

そして、水疱瘡は、全身に広がった水疱が全て痂皮化(かさぶたとなる)まで、学校にも保育園・幼稚園にも出席できません。

熱は2~3日でおさまりますが、水疱の痂皮化までには、およそ5日~7日間はかかります。

また、看病している大人が罹ると、子供よりも症状は重くなりがちです。

ですから、水疱瘡は子供のためにも、保護者のためにも予防しておくにこしたことはありません。

いつ流行するかわからない水疱瘡の予防には、前もって水痘ワクチンを2回接種しておくとよいでしょう。

平成26年10月1日から、水痘ワクチンは定期接種化

水痘ワクチンは、これまで任意接種として1歳を超えてから受けてもよいワクチンとされていました。

ワクチンの価格が高いことや、1歳を過ぎてくると定期接種のワクチンも減って、保護者も職場復帰していることから、接種率は高いとは言えませんでした。

また、ワクチンを接種していても100%の予防効果がないことも、接種率の上がらない理由でもありました。

しかし、平成26年10月1日をもって、水痘ワクチンは国の定める定期接種となりました。

任意接種の時には受けても1回だったのですが、定期化とともに2回接種が推奨されるようになりました。

基本的には1歳の誕生日前日から3歳の誕生日前日までを対象としていますが、現在は移行期であるため平成27年3月31日までは5歳の誕生日の前日までの幼児も1回は公費負担で接種が受けられるようになっています。

水疱瘡は今の子供達に予防接種を徹底して行うことで、今後社会的に流行することが減少されると期待されています。

ですが、そこまでいくにはまだ時間がかかります。

今までワクチンを接種したことも、水疱瘡に罹ったこともない人は、抗体価の低い可能性があります。

成人発症は重症化しやすく合併症の確率も高いので、自己負担で1回だけでも任意接種をしておくほうが良いでしょう。




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