水疱瘡の予防接種を受けたい場合どこに行けばいいの?

ワクチン接種で総合病院はダメなの?

ワクチン接種は、基本的には家の近くにある開業医で行います。

総合病院や大学病院でもワクチン接種はしていますが、基本は重い病気の子供や発達に問題のあるような子供が、基礎疾患と併せて診るために接種をしている場合に行います。

医療について詳しくない人の中には、「大きい病院に行けば間違いない」という考えの人がいます。

しかし、病院には病院の、開業医には開業医の役割があります。

何より医療機関は大きくなればなるほど、融通が利かなかったり待ち時間や受付の回数が多かったりするものです。

それに、大きな病院は基本的に診察時間が開業医よりも短くて午前中だけが多く、特に土曜日に開いていることは少ないです。

ですから、ワクチンの接種も、風邪のような軽い病気の受診も、すぐに行ける場所にあって、医師やスタッフの感じが良い開業医を見つけましょう。

安いところを探し求めるのはNG

ワクチンにはお金がかからずに無償でできる定期接種と、お金のかかる有料の任意接種があります。

任意接種は同じワクチンでも、病院によって数千円の料金の差が出てきます。

そのため、任意接種を受ける場合、中には市内の安いところを探し求め、それぞれのワクチンを別の病院で行う人もいます。

しかし、転勤や引っ越しで違う地域に行ったのならまだしも、同じ地域に住んでいるようなら、市内であれやこれやと病院を転々とするのはお勧めしません。

その理由の一つは、医師から「自分のところの患者ではないな」と思われてしまうからです。

やはりホームドクターになると医師は親身になってくれるものです。

そしてもう一つの理由は、自分でワクチンの予約をとって安いからといって今まで診てもらったこともない病院で予防接種を行うと、診断の間違いの元となるからです。

カルテというのは、基本的にある病院の受診結果を、別の病院が診ることはできません。

ですので、一度も診てもらったこともない病院に行ってしまうと、調子が悪くて抗生剤の内服をしているような人に、ワクチン接種をしてしまうこともあり得ます。

また、母子手帳を見ればワクチンの記載をみることはできますが、中には母子手帳を忘れて接種した場合に、簡易的な「接種済証」を渡す病院があります。

しかし、紙1枚ですから、それがどこかにいってしまったり、母子手帳にしっかり貼り付けるのを忘れてしまう場合もあります。

そうなると、その病院には履歴はないけれども、実際には他で接種しているのにも関わらず、母親の言う通りに「まだ接種していないのだな」と医師が判断し、必要以上に同じワクチンを接種してしまうことも起こり得ます。

そういった事故は年に何例も報告されているのですが、1つの医療機関で接種していたら防げる事故です。

水痘ワクチンに限らず、特に小児のワクチンに関してはできるだけ1つの病院で接種を受けるようにするのがベターです。

そして、「種類もたくさんあって対象年齢も追加接種の時期もわからない」という場合には、医師に相談して接種スケジュールを組み立ててもらう方がよいでしょう。




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