水疱瘡は予防接種でどのくらいの確率で発症を防ぐことができるの?

水痘ワクチンの効果はどのくらい?

水痘ワクチンの接種による効果は、さまざまな報告があるので一概には言えませんが、一般的には1回の接種でも水疱瘡の罹患を80~85%程度予防することができるとされています。

逆に考えると15~20%の人は、ワクチンを接種しても周囲で水疱瘡が流行すれば罹ってしまうということです。

しかし、仮にワクチンを接種していたのに水疱瘡になった場合、ワクチンを接種したことによって重症化をほぼ100%予防することができるとされています。

平成26年の10月1日から、水痘ワクチンは2回の定期接種となりました。

1回目である程度の抗体がつけば、2回目の接種によって更に高い抗体価を長く持続させることができます。

また、1回だけでは抗体価の上がらない人もいますが、2回接種によって1回目で全くつかなかった抗体をつけることができます。

水痘帯状疱疹ウイルスは非常に感染力が強く、隣の部屋に感染者を隔離していても通気口からの空気で感染したとの報告もあるほどです。

また、予防接種を受けていれば、水疱瘡に罹ってもワクチン未接種の場合よりも熱・発疹共に軽度で済むことが多く、合併症も起こさなくて済みます。

ですので、100%の予防ができなくても、十分効果があると言えます。

ワクチン接種は保護者の責任?

嫌がる子供を連れて行って2回も接種して、それでも80%程度の効果なら打つのはやめようか…と思う親御さんもいるかと思います。

確かにワクチンは絶対に副作用がないノーリスクのものではありませんし、保護者の同意がなくては医師は接種できません。

しかし、必要なワクチンを接種させるのは保護者の義務でもあるのです。

なお、国が義務という言葉を使わずに、「勧奨接種」と言っているのは、副作用等の責任を負いたくないからでしょう。

それに、毎年接種するインフルエンザワクチンに比べたら、水痘ワクチンの効果は非常に高いです。

インフルエンザのワクチンは、毎年接種していても発症を予防する効果は45%程度であると厚労省のホームページにも載せられています。

ただし、ワクチンの製薬会社は、もう少し効果を高く示しています。

しかも、インフルエンザワクチンは接種後5か月程度しか効果が持続しませんから、毎シーズンごとに2回(13歳以上は1回)接種しなくてはいけないのです。

それに対して水痘ワクチンは全2回で80~85%なのですから、効果は高いと言えるでしょう。

必要な水痘ワクチンを接種していたのに水疱瘡に罹り、重症化して合併症を起こしたとしたら、それはもう不運としか言いようがありません。

しかし、ワクチン接種を先延ばしにして罹った上に重症化した場合には、悔やんでも悔やみきれません。

昔は水疱瘡とおたふくは罹った方がいいと言われていたこともありましたが、そんなことはありません。

ワクチンで予防できる病気は、やはり罹らないように必要な対処しておくべきだと思います。




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