狂犬病の予防接種はいつ受けるべき?

狂犬病予防は本当に必要なの?

狂犬病は、日本国内では1957年に猫での発生を最後に撲滅されており、現在はいません。

ただし、1970年にネパールからの帰国者で1例、2006年にフィリピンからの帰国者で2例の報告がありますが、狂犬病は人から人へは移りません。

海外から入ってくる動物に注意していれば、日本に狂犬病が持ち込まれることはありません。

しかし、発展途上国等ではまだ野良犬がたくさんいる地域もありますし、日本のように撲滅したと宣言できる地域はごくわずか。

ですから、海外旅行にせよ仕事で海外赴任にせよ、海外渡航する場合には狂犬病を予防してから出航しましょう。

仕事で海外に行く場合は、会社でワクチンの接種リストを作成していて全員接種を義務付けられているところが多いのですが、ボランティアや旅行の場合は接種せずに渡航してしまう人も多くいます。

1週間いるかどうかのために、わざわざ何回も旅行費用と別にワクチン代を出すことにためらう人もいます。

狂犬病は、発症したら100%死に至る病気。

狂犬病に罹っている犬や動物は、ぐったりしていることもありますが、獰猛で襲い掛かってくることもあります。

ですから、自分が近づかなくても、いつ襲い掛かってくるかわからないのです。

ほんの数日とは言っても、予防しておいて無駄ということはありません。

渡航の半年前から準備しよう

狂犬病のワクチンには、国内産と海外からの輸入とがあります。

安全性の問題から、できれば国内産のものを使用して欲しいところですが、国内産は供給量が少ないため手に入りにくく、また接種完了までに半年かかるのがネック。

国内産狂犬病ワクチンは、初回接種をしたら4週間あけて2回目を、さらに半年から1年後に追加接種として3回目が必要です。

ですから安全なのは、半年前から準備を進め、追加接種後2週間たってからの渡航が望ましいですね。

ただし、仕事で急に渡航が決まった場合等、そうはいきません。

かといって、何の準備もせずに行くのは危険です。

とくに海外に工場を持っている会社というのは、大抵賃金の安いところです。

まだ発展途上国であるところが多く、そのような地では狂犬病対策が進んでいるとは考えにくい。

野犬がウロウロしていたり、犬を飼うこと自体を登録制としておらず、ワクチン接種を義務付けるといった日本レベルでの管理がされているような地域ではないでしょう。

必ず接種できるところまでは日本で接種し、どうしても追加接種が間に合わないようなら現地で接種しましょう。

輸入のワクチンは国内産と違って、全3回が1か月で終わります。

時間のない場合はあえて輸入ワクチンを使用するというのも、一つの方法です。

海外渡航が決まったら、語学スクールやパスポート申請よりも先に、ワクチン接種から準備しましょう。

狂犬病以外にも接種しておくべきものがありますから、旅行代理店に確認したり、厚労省のホームページを参考にしましょう。




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