狂犬病の予防接種を受けたい場合どこに行けばいいの?

狂犬病ワクチンは、他のワクチンとちょっと違う?

ワクチンというのは、大抵乳幼児期から接種するもので、病院でなくとも○○診療所、○○クリニック、○○医院と掲げてある医療機関(つまり開業医)で接種可能です。

外科や形成外科・耳鼻科ではやっていないことも多いのですが、内科・小児科でワクチン接種をしていないところはほぼないでしょう。

ところが、狂犬病ワクチンは他のワクチンとは少し違います。

ワクチンは定期接種として国で定められたものと、任意接種と言って自由診療の中で個人が選択して接種するものがあります。

任意接種には生後6週からはじまるロタウイルワクチンを始め、A型肝炎・B型肝炎・おたふくかぜワクチンがあります。

これらは乳幼児期から接種することが勧められていますが、狂犬病は接種自体を勧められていません。

狂犬病は日本国内にはいないし、人から人へうつることがないので、国内にいる分には接種する必要がないのです。

ですから、狂犬病ワクチンは自由診療の中でも、海外渡航を目的としている人のためのワクチンなのです。

対応可能な医療機関を探そう

上で述べたように、狂犬病ワクチンは全ての人が接種を勧められているワクチンではありません。

自費の上に日本にいればかからないのに、それを副反応のリスクを背負ってまで接種する必要がないからです。

そうなると、滅多に接種を希望する人がいないので、各医療機関も常に在庫を確保してある訳ではありません。

電話で先に予約を入れるからといっても、どこでも受けられるものでもありません。

滅多にないもののためにわざわざワクチンを取り寄せてまでやる必要がないので、対応不可というところもあります。

狂犬病ワクチンの場合は、必ず対応可能か電話で問い合わせてみましょう。

市で配布している医療マップを見ながら片端から電話をしてもよいし、タウンページやネットを活用するのもよいでしょう。

厚労省のホームページにも役立つ情報があるので、まずそちらに目を通してからにするとよいでしょう。

渡航前の予防接種ですら対応可能な病院を探さなければなりませんから、狂犬病の犬に噛まれて帰国後に発症してしまったら、治療用のヒト抗狂犬病グロブリンは尚のこと手に入りにくく、診てもらえるところは少ないでしょう。

狂犬病は、発症すると100%死に至る病気。

その上日本国内で治療可能な医療機関というと限られてきます。

ですから、狂犬病は必ずワクチンで予防してから渡航しましょう。




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