風疹の予防接種ではどんなワクチンを使うの?

風疹ワクチンって、どんなワクチン?

風疹を予防するためには、ワクチンが必須です。

では、風疹ワクチンというのはどういうものでしょうか?

風疹ワクチンには、実は2種類あります。

それは風疹だけの単独ワクチンと、麻疹と混合になっている麻疹風疹混合ワクチン(MR)というものです。

過去には麻疹風疹おたふく三種混合ワクチン(MMR)を導入していた時期があったのですが、おたふくかぜワクチン株による無菌性髄膜炎の多発によって中止となり、それ以降は使用されていません。

現在では麻疹風疹混合ワクチンを、1歳と小学校入学前(年長児)の計2回、定期接種として受けることが義務付けられています。

大人で風疹の抗体価が低い人や風疹に罹患したことのない場合は、風疹ワクチンを単独で接種することも可能です。

しかし、風疹に対する抗体がない人は麻疹に対しても抗体がない人が多く、都心では近年麻疹が流行しており、年間80人以上の感染が報告されています。

ですから、風疹ワクチンを接種するときには、麻疹ワクチンも同時に接種できる麻疹風疹混合ワクチンを接種しましょう。

ワクチンには、どんな種類がある?

予防接種は、人工的に作った病原体の抗原を接種して、抵抗力を上げて感染予防を図る方法です。

そして、ワクチンの種類にはそのつくり方の違いから生ワクチン・不活化ワクチン・トキソイドがあります。

  • 生ワクチン

毒性を弱めた病原体そのもののワクチン。

強くて長期間の免疫力を獲得できるが、不活化ワクチンに比べて生きているワクチンを使うために発熱や発疹の軽い症状が出ることがある。

  • 不活化ワクチン

死んで毒性を失った病原体のみを使ったワクチン。

接種したあとで身体の中で増殖することがないので、接種後の発熱や発疹は少ないが、1回では免疫を獲得できないので複数回の接種が必要。

  • トキソイド

病原体が出す毒素だけを取り出して使ったワクチン。

不活化ワクチン同様に効果が弱いため、複数回の接種が必要。

風疹ワクチンも、麻疹風疹混合ワクチンも生ワクチンに該当します。

この二つに限らず、生の病原体が身体に入ってしまうため、生ワクチンは妊婦には接種できません。

妊娠していることを知らずに風疹ワクチンを受けてしまった場合の調査では、ワクチンが原因の先天性風疹症候群の報告はないようですが、起こす可能性がゼロではないので、接種後の一定期間の妊娠を避けるように指導されています。

ワクチン接種は、自分だけがしていればよいものではありません。

社会全体での接種がされてこそ、効果を発揮することできるのです。

もし風疹に対する抗体価がないと思われる新婚さんは、子供を授かる前にワクチン接種を済ませておくと安心ですね。




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