風疹の予防接種はいつ受けるべき?

麻疹風疹混合ワクチンの接種時期

現在の予防接種法では、風疹は麻疹風疹混合ワクチンを接種することとしています。

接種時期は満1歳を迎えた日から、2歳の誕生日前日までが1期接種で、次は小学校入学前の年度、つまり幼稚園や保育園の年長児で年度末までが2期接種となっています。

しかし、麻疹風疹混合ワクチンがこのように定期接種化されたのは2006年度で、比較的最近のことです。

ですから、ワクチン接種が義務付けられたことで今後は風疹の罹患数は減ると思われますが、現在流行している風疹は、ワクチン接種が1回のみの人や未接種の人の間で広がっているのです。

そしてその年代は20歳代から40歳代に多く、男性では30歳代、女性では20歳代がもっとも多い状態です。

つまり、子供を産む可能性のある世代で風疹が流行しているということなのです。

風疹ワクチンを接種すべき人は?

上に述べた通り、風疹ワクチンを接種すべき人は、抗体のない20歳代から40歳代で、かつ子供を希望する人となります。

妊娠初期に風疹に罹患すると、出生胎児が先天性風疹症候群を発症するリスクが高くなるからです。

妊娠が発覚してから接種しようというのでは遅いので、妊娠を希望している時点で先に接種しておいて、抗体を付けておく必要があります。

なぜなら、風疹ワクチンは生ワクチンのため、胎児への安全性から妊婦は禁忌とされているからです。

子供を希望する夫婦だけでなく、同居家族もいつ妊婦にうつしてしまうかわかりませんから、同様に接種しておく必要がありますね。

また、風疹の抗体価が低い人も、ワクチン接種が勧められます。

では、どういう人が抗体が低いとされるのでしょうか。

免疫を調べるには、採血で抗体価を調べる必要があります。

HI法(赤血球凝集抑制法)で次のように判断するのが一般的です。

予防接種が推奨される風疹抗体価

  • 8倍未満

免疫を保有していないため、ワクチンの接種を推奨する。

  • 8倍・16倍

過去の風疹感染や、予防接種によって免疫はあるが、感染予防には不十分な状態となっている。

妊娠中に罹患すると胎児への影響が生じる可能性がある。

確実な予防のため、ワクチン接種を推奨する。

  • 32倍以上

風疹の感染予防に十分な免疫を保有しているため、ワクチン接種は必要ない。

しかし、この抗体価を調べる検査は採血をしたその日には結果が出ません。

ですから、一度医療機関を受診して採血をし、その結果を聞きに行ってワクチンを申込み、3回目の受診でようやくワクチン接種が可能になります。

検査費用と来院の手間を考えると、抗体価がなかった場合にワクチンを接種するよりも、抗体価を問わずに接種してしまう方がよさそうです。

そしてワクチン接種は自費診療ですから、各医療機関によって金額もワクチンの受付時間も違います。

ですので、事前に電話等で確認してから受診すると、無駄足を踏むこともなく良いと思います。




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