風疹の予防接種は接種後どのくらい経つと効果が出るの?

風疹ワクチンの効果はいつから?

風疹のワクチンを接種したら、いつから抗体価あがるのでしょうか。

風疹に限らず、抗体は初回のワクチン接種では最低2週間かかります。

個人差もあるので、1か月と考えていれば間違いないでしょう。

また、ワクチン自体は1回しか接種していなくても、気づかないうちに自分が感染していることがあります。

これを不顕性感染といい、風疹はこの率が高い感染症です。

過去に周囲で風疹が流行ったけれど自分は罹っていないという人は、風疹の抗体価が上がっているはずです。

これをブースター効果といい、一度体内で作られた免疫機能が、再度抗原に接触することで初回より素早く、より強い抗体を作るのです。

過去に風疹患者に接触していた場合(本人は知らなくても)、免疫は弱くても生体内ではその病原体を記憶しています。

その場合は、ワクチン自体は初回でも、ブースター効果によって素早く強い抗体が得られます。

そのようなケースでは、数日で抗体が作られると考えられます。

ですから、妻が妊娠した場合や同居家族の妊娠が判明してから周囲が接種しても、十分意味のあることなのです。

また、風疹は妊娠週数の早い時に感染するほど、先天性風疹症候群を発症するリスクが高くなりますから、近い人に妊婦がいる場合は早急にワクチンを接種しましょう。

風疹ワクチンも麻疹風疹混合ワクチンも、どちらも生ワクチンです。

生きた病原体が含まれていますので、不活化ワクチンよりも強い抗体が長期間つくと言われており、15年経っても抗体価はあまり下がらないという成績が得られています。

接種後の環境にもよりますが、10年は持続すると考えてよいでしょう。

ワクチン接種と妊婦の関係

風疹ワクチンは、できれば子供が欲しいと思ったら早めに接種しておきたいものです。

そして、ワクチン接種後は2か月避妊する必要があります。

上に述べた通り、抗体産生には最低2週間から1か月の期間が必要です。

それまでに妊娠して風疹に罹患してしまうと、先天性風疹症候群を発症するリスクが高くなります。

発症は妊娠初期程多く、4~6週では100%、7~12週では80%、13~16週では45から50%の発症率があるとの報告があります。

しかし、ワクチンを接種した後で妊娠が判明しても、風疹ワクチンによる先天性風疹症候群の発症報告はありませんから、中絶は不要です。

しかし、ウイルスから胎児への影響は否定されていませんので、妊婦は風疹ワクチンの不適当者であることは変わりありません。

産後早い段階での接種が望まれます。

自分の家族に妊婦がいなくても、どこで自分が感染者となって媒介することになるかわかりません。

子供の時に定期接種としてワクチンを接種していない年代の人は、1度でもワクチン接種をしておく必要があります。

社会全体で接種率を上げることが大事なのです。




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