風疹の症状とは?

風疹の症状は幅広い?

風疹は、風疹ウイルスによる感染によって発症し、発熱・発疹・リンパ節腫脹が主な症状です。

しかし、発熱は全例で現れる症状ではありませんし、中には不顕性感染の場合もあります。

不顕性感染というのは、感染しても症状がない場合のことを言います。

病原体の感染量が一定量を超えたところで症状が出現するため、そこに至らない場合は感染していて、他人への感染力もあるにも関わらず自覚症状が全く出ないのです。

そのため、なかなか診察で「これは風疹です」と断言することが難しいのです。

感染してから発症するまで

風疹ウイルスに感染してから14~21日間の潜伏期間を経て症状が現れ、前駆期→発疹期→回復期と症状が推移していきます。

前駆期は1~2日で、全身のだるさ・頭痛・のどの痛み・咳・鼻水を生じます。

発熱は無いか、あっても軽度で約半数の方にしか現れません。

この時期にリンパ節の腫れが出現します。

リンパ節の腫れは主に耳の後ろ・後頭部・頚に多く出ますが、子供の病気でこれらの症状を伴う発熱発疹性疾患や薬疹(薬が合わないことによって出る発疹)との鑑別が難しく、症状が全てそろっていても確定診断は検査をしないことには困難です。

前駆期に続いて発疹期に、発熱と同時に顔面から発疹が出現し、体幹・手足、その後全身へと広がって行きますが、発疹同士が融合する(くっつく)ことはありません。

また、この時期の伝染力が一番強いと言われています。

発疹は3日程で消失します。

発疹が消失したあとで、回復期が来ます。

発疹は色素沈着を残さずに消失しますが、リンパ節の腫れは数週間残ります。

学校や幼稚園・保育園は、発疹が消えれば通うことができます。

回復期は数週間の日数がかかります。

風疹の治療と合併症

風疹にはこれといった特別な薬はありません。

出て来た症状を抑える対症療法をとります。

風疹の合併症としては主に下の3つが挙げられますが、いずれも適切な処置を行えば予後は良好です。

  • 脳炎

0.02%に認められ、年長児に多い。

  • 関節炎

15~50%に認められ、成人女性に特に多い。

  • 特発性血小板減少性紫斑年病(ITP)

0.03%に認められ、年少児に多い。

また、近年風疹で問題となっているのは、妊婦が感染することで胎児にも感染してしまう、先天性風疹症候群(CRS)です。

妊娠20週頃までに風疹ウイルスに感染すると、出生した乳児に先天異常が生じる場合があります。

妊娠・出産に関係してくる年代がワクチンの接種率が低いことがあり、各自治体で先天性風疹症候群を予防するために、特定の条件のもと、成人に助成金を出してワクチン接種を実施しています。

風疹は男女ともがワクチンを受けてまず風疹の流行を抑えることが必要です。

特に女性は妊娠してからではワクチン接種が受けられませんから、免疫をつけてからの妊娠が望まれます。




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