風疹は予防接種でどのくらいの確率で発症を防ぐことができるの?

風疹ワクチンの効果は?

風疹は、ワクチンによる予防効果がとても高い病気です。

1回の予防接種で約95%が免疫を獲得すると言われています。

更に、2回のワクチン接種を受けることで、約99%に上がります。

この効果は、他のワクチンと比べても非常に高く、1回の接種であっても流行を防ぐことができます。

毎年冬に受けるインフルエンザワクチンと比べてみましょう。

インフルエンザワクチンは任意接種です。

13歳未満の子供は2回、13歳以上は1回の接種を毎年行います。

毎年接種するのに、インフルエンザに罹ってしまったという話を聞いたことがあると思います。

厚生科学研究班によるインフルエンザワクチンの効果に対する研究結果では、65歳以上の大人では約45%の発病を阻止し、約80%の死亡を阻止する効果があったと示しています。

一方で、ワクチンの製薬会社の発表では65歳以上の大人であれば発病を阻止する効果は70~80%とうたっています。

この結果は大きな違いがあるものの、実際の医療現場ではワクチンを接種していてもインフルエンザに罹る人はかなりの数がいるため、70%の効果は疑問のあるところです。

しかし、ワクチンを接種することで重症化を防ぐことができることは間違いなく、ワクチン接種が無駄になるということはありません。

インフルエンザワクチンとの違いだけを比べてみても、風疹ワクチンの効果が1回でも95%というのは、とても効率のよい予防法であることがわかりますね。

ワクチンを複数回接種するのはなぜ?

ワクチンの接種にせよ、実際の病気にせよ、人は病原菌に触れるごとに強い免疫(抗体)を獲得していきます。

風疹ワクチンを受けた時が初回の抗原との接触だったとして、2回目にワクチンを接種した時には、抗体が1回目より早く、より強く得られるのです。

これは、人間が身体の中に病原体を記憶しているためで、時間を空けてもう一度接触した場合にはこの記憶が呼び戻され、更に強い抗体を作るのです。

この性質をブースター(Booster)効果・追加免疫効果と呼びます。

ブースター効果を得るために、風疹は強い効果の期待できるワクチンなのに2回接種が勧められているのです。

そして、2回接種を義務付けることで1回目で免疫を付き損ねた人も抗体が得られるようになるのです。

子供の定期接種では、現在1歳と小学校入学前の2回が義務づけられています。

しかし、成人の場合は自分からワクチンを受けるために行動してくれなければ、ワクチン接種も広がらず、また折角の自治体からの補助も活用されず意味がありません。

成人には、2回接種が難しい場合であっても、1回だけでも接種して欲しいところです。




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