B型肝炎とは?

B型肝炎って、どんな病気?

ウイルス性肝炎を起こす肝炎ウイルスには、A・B・C・D・Eの5種類の型があり、それぞれ感染経路やその後の経過が異なります。

放置しておくと肝細胞内に侵入して増殖し、急速に悪化すると急性肝炎・劇症肝炎、慢性化した場合は慢性肝炎・肝硬変・肝細胞癌を引き起こします。

B型肝炎はウイルス性肝炎の中で、B型肝炎ウイルス(HBV)に感染することで起こる病気です。

感染経路は血液や体液で、HBV慢性感染者との性行為や、入れ墨、ピアスの穴開け、カミソリや歯ブラシの共用、覚せい剤の回し打ちで感染します。

昔は十分な消毒を怠った医療器具や、輸血で感染することもありました。

また、母親がHBV感染者であると、出産時に産道の出血によって新生児の体内に入って感染します。

B型肝炎は感染するとどうなるの?

B型肝炎は、感染しても症状が現れない不顕性感染のため、早期発見・早期治療が難しいです。

また、気付かないうちに他の人への感染源となり、新たな感染者を増やしてしまうのです。

B型肝炎ウイルスは、ウイルスが体に入っただけでは肝炎を起しません。

宿主のリンパ球が、B型肝炎ウイルスに感染した肝細胞を「異物」と判断して攻撃を始めると、肝細胞の破壊が起こって肝炎を発症します。

いつの間にか感染していて、肝炎を発症して初めて知る人も大勢います。

感染した人の内10~20%の人は症状のないまま慢性肝炎を起こし、いずれ肝硬変や肝細胞癌に至ります。

肝細胞癌は、癌の中でも死亡率の高いものです。

また、急性肝炎発症後に急激に広範囲で肝細胞の破壊が起こると、劇症肝炎を発症します。

こちらも命に関わる重篤な状態です。

ウイルスにはいろいろな種類があり、インフルエンザウイルスもおたふくかぜのムンプスウイルスもウイルスです。

しかし、B型肝炎ウイルスはただ熱が出るだけではなく、癌を引き起こして命に関わるリスクのあるウイルスなのです。

B型肝炎を予防するには?

B型肝炎を予防するには、感染者との性交渉や入れ墨・ピアス等で不衛生な器具を使用しないことです。

しかし、本人すら感染に気づいていない場合もあります。

また、母親が感染していてHBs抗原・HBe抗原が陽性の時には、感染力が強いことを意味しており、その場合の子供への感染率はほぼ100%です。

B型肝炎はいつ感染し、いつ発症するかわからない病気です。

ですので、本当に効果のある予防法は、B型肝炎ワクチンを接種することだけです。

B型肝炎ワクチンは任意接種なので全額自己負担ですが、赤ちゃんから接種することのできる予防ワクチンなので、必ず受けるようにしましょう。




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