B型肝炎の予防接種にはどのくらいの費用がかかるの?

任意接種のHBワクチンの費用は?

B型肝炎ウイルスへの感染は日常生活でも起こり得ることから、国民全員がワクチンを接種しておこうという考えのもとで行う接種をユニバーサルワクチンと言います。

海外では世界の180か国で、HBワクチンがユニバーサルワクチンとなっています。

接種が済んでいないと小学校への入学ができない国もあるほどです。

しかし、日本ではまだHBワクチンは任意接種であり、認知度も接種率も低いのが現状です。

海外渡航目的の接種を含め、水平感染(母子感染以外の感染)を予防する目的の接種では、全額自己負担になります。

任意接種の場合の費用は、各医療機関が自由に決めてよいことになっています。

そのため、医療機関によって金額はバラバラです。

多くの医療機関では、1回の接種ごと4000円~8000円程度としています。

1回の接種量は10歳未満が0.25ml、10歳以上は0.5mlと違いますが、料金は年齢を問わず一律なのが通常です。

また、接種回数は3回で1セットとなりますので、料金は総額で12000円~24000円かかることになります。

ワクチン自体の効果は値段で変わりませんから、安いところを探すのが賢い方法です。

ただし、もしヒブワクチンや肺炎球菌ワクチン・四種混合ワクチン等、1歳未満で行う定期接種と一緒に行う場合は、一つ一つのワクチンの値段で医療機関を変えることはお勧めしません。

定期接種のワクチンはたくさんあり、生後2か月、生後3か月、生後5か月、満1歳と接種時期が決まっており、また1種類のワクチンでも複数回の接種が必要です。

これらの接種スケジュールと接種間隔に間違いがあっては困りますので、乳児期のワクチン接種は値段で変えず、同じところで一貫して済ませる方が安全です。

その他のワクチン接種

HBs抗原が陽性の母から産まれた赤ちゃんへのワクチンは、出生した医療機関で生後12時間以内に行うことが推奨されています。

また、夫(妻)がB型肝炎を発症した場合の妻(夫)の接種は健康保険の適応になり、各種申請をした上で高額療養費の対象にもなります。

医療従事者の針刺し事故を始め、仕事中の事故による感染もしくは感染予防のための緊急投与は、労災扱いでのワクチン接種となります。

ですから、患者本人の窓口負担は無くなります。

HBワクチンは数あるワクチンの中では珍しく、任意(自費)・保険・労災と、同じワクチンでも状況によって扱いの異なるワクチンです。

何かあってからのワクチン接種ではなく、ユニバーサルワクチンとして1歳までに全国民が全3回の接種を済ませておくができるようになることが望まれます。




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