B型肝炎の予防接種は接種後どのくらい経つと効果が出るの?

ワクチンを接種したら、免疫はいつつくの?

ワクチンというのは、人工的に毒素や病原菌・ウイルスを弱めて作り、それを身体の中に入れることによって人為的に抗体産生を促すものです。

基本的には、ワクチン接種を行うと2~4週間で抗体価が上がります。

しかし、1回のワクチン接種では効果は弱く、また持続期間も短いため複数回接種することになっています。

麻疹風疹混合ワクチンや水疱瘡(水痘)・おたふくは生ワクチンですので、接種は任意・定期を問わずに所定の期間をおいて2回接種で終了です。

B型肝炎予防のためのHBワクチンは不活化ワクチンで、標準接種回数は1年以内に3回のセットで1クールです。

ワクチンはどれも、数か月から数年あけて最後の接種を行うことが殆どで、この期間をおくことで一度忘れかけた細胞の記憶を呼び戻し、前回よりも更に強い抗体をわずか数日(2~3日)で産生することができます。

これをブースター効果と呼び、ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチン、四種混合ワクチン、ポリオワクチンは4回目を7か月から1年あけて追加接種して終了となります。

標準的なスケジュールでワクチン接種を行った上で、下に示したハイリスクグループに該当する方は、更に確実に抗体を付ける必要があります。

そのため、ハイリスクグループの方は、3回接種したのちに抗体価を調べ、抗体がついていない場合には追加でワクチンを接種する方がよいでしょう。

ハイリスクグループに該当する人

  • 母親のHBs抗原が陽性で出生した赤ちゃん
  • 近親者にHBs抗原が陽性もしくはHBe抗原が陽性の人がいる方
  • 配偶者がHBVキャリアである方
  • 医療従事者
  • 救急救命士や消防士、警察官

なぜか抗体の付かない人もいる

医療従事者や感染の危険性が高い職場で働く人達は、毎年の健康診断に感染症の項目が含まれており、自分に他者への感染力があるのか、抗体がついているのかなどを調べます。

中には、全然抗体価が落ちない人もいれば、追加接種をしてもすぐに抗体価が下がり、翌年の健診ではまた抗体が消えていると言う人もいます。

抗体のつく・つかないや、どのくらい抗体が持続するのかは本人の体質にもよります。

抗体のつきにくい人が感染のリスクの高い環境にいる場合は、その方はご自身でできるだけ定期的にワクチンの追加接種を受けると同特に、感染経路となることに対しても十分に注意する必要があります。

どんなに自分で感染しないように注意していたとしても、いつどんな偶発的な事故によって感染するかわかりません。

ですから、日本も早くユニバーサルワクチンの導入が望まれますが、公的な制度はすぐに変わることはありません。

自分の身を守るためには、自分で情報を収集して、必要なワクチンを接種しておきましょう。




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