B型肝炎はどうして予防接種で発症を防ぐことができるの?

B型肝炎を予防するには?

B型肝炎ウイルスに感染しても、すぐに肝炎を起こす訳ではありません。

また、肝炎を起こしても、初期の頃は自覚症状が乏しく、採血結果でないと肝機能の異常はわかりません。

さらに潜伏期間も1~6か月と、他の炎症・発熱性の感染症より長いのが特徴です。

インフルエンザや水疱瘡(水痘)なら、熱発や体中に水疱ができるので発症に気づかないということはまずありません。

では、気づかないうちに感染しているB型肝炎ウイルスは、どうしたら予防できるでしょうか?

まず基本的にはB型肝炎ウイルスの感染経路を絶つことです。

B型肝炎の主な感染経路

  • 消毒の不十分な器具を使用した医療行為
  • 入れ墨
  • ピアスの穴開け
  • カミソリや歯ブラシの共用
  • 覚醒剤使用時の注射器の回し打ち
  • 医療従事者の針刺し事故
  • 母子感染
  • B型肝炎ウイルス感染者との性交渉

これらの中で、明らかに自分が近づかなければ済むものがいくつかあります。

入れ墨やピアスの穴開け等がそうですね。

入れ墨は医療機関で行ってはいないので、どのくらい消毒がされているかはわかりません。

やって良いことは一つもありません。

しかし、医療従事者の針刺し事故は注意していても起こってしまうものですし、母子感染は産まれてくる子供が事前に予防することも、血液に触れずに出産することもできません。

夫婦どちらかが知らないうちにB型肝炎ウイルスに感染していた場合、夫婦間でうつしてしまうこともあります。

予防にはワクチンが一番

上の感染経路から離れることは、予防としては正しいことです。

肝炎以外の感染症(HIVなど)への感染のリスクも下げてくれます。

しかし、知らない内に感染してしまい、それが劇症肝炎や肝硬変へ移行してしまう可能性を考えると、もっと確実な方法で予防しておく必要があります。

それがワクチン接種です。

B型肝炎ウイルスに対するワクチンは、産まれてすぐの赤ちゃんから接種することができます。

母親が感染者である場合は、赤ちゃんへのワクチン接種は治療という扱いになるので保険適用です。

しかし、予防のために行うワクチン接種は現在任意接種です。

海外では当たり前のように定期接種に組み込まれているのですが、日本ではまだA型・B型どちらも肝炎ウイルスに対するワクチンは任意接種で全額自己負担です。

しかし、B型肝炎の劇症化・慢性化は一過性に熱が出て終わりではありませんから、自己負担をしてでもワクチンは接種しておくべきでしょう。

自分の身体は自分で守らなくてはいけませんので、まだ受けていない方はぜひ病院に問い合わせて行ってみて下さい。




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